2015年6月3日水曜日

リストストラップの自作・一眼レフ用

こんな感じのリストストラップです。よくあるリストストラップと違ってカメラ底面部に支点がくるようにしています。なぜわざわざこのような形にするのかは以下のアニメGIFで。


カメラから手を離してもすぐに撮影可能状態に復帰できます。カメラをぶら下げた状態で財布から小銭を出したり、かばんから三脚を出したりと様々なことをしていてもシャッターチャンスが訪れたらすぐに撮影できることがこのリストストラップの特徴です。


また、重い望遠レンズを持ち歩く時は三脚座をこのように持つとすごく楽です。重いレンズを持ち歩く時が一番恩恵が大きいかもしれません。


素材として使用するのは「ハクバのカメラグリップ LH」というもの。「グリップストラップ」という底面のプラスチック部分が小さなものもありますが後述する理由でおすすめしません。


この商品をそのまま使用する場合、撮影時の安定感は増すけどカメラの操作意外では指に自由はないですよね。

では早速作っていきます。


リストバンドの方はなんでもいいです。身近にあるリストバンドにDカンをつけて自作してください。私がメインで使用しているのはスノーボード用の古いG-shockのリストバンドにリーシュコードのDカンを装着したもの。


リストバンドもDカンも身近にないし、どうすればいいかわからないよ!という方のために別パターン、Amazonで売られている手首サポーターがオススメです。そしてDカンは百均の裁縫コーナーにあるテープ幅20mm用のものがジャストフィットします。


ダイソーではこんな外観の商品です。


あとはグリップストラップの手の甲当ての部分を外してカメラのストラップ用金具とハクバのカメラグリップをきつく締めます。そして余ったベルト部分にナスカンを装着するだけ。私はナスカンの装着にアジャスターを使っていますが、長さを決めてカシメを打って固定すれば紐が余らずさらにスマートになりそうです。(それをやるとカメラグリップが簡単に外せなくなるのでおすすめはしません)

写真はD750に装着したところ。ベルト固定部分が出来るだけカメラの側面に近い方がいいです。そのためハクバの小さい方のグリップストラップは却下しました。ベルト固定部が三脚穴の方に近いと使用中にベルトが滑って液晶側にずれ、斜めがけ状態になって固定が緩んでしまうのです。これが前述した底面固定部が小さい方のハクバのグリップストラップという商品をおすすめしない理由です。

ハクバ以外の商品でおこなう場合でもカメラ側面部近くまでベルト固定部分が達していない商品を使った場合はベルトずれが起こり、使いづらくなってしまうでしょう。


このリストストラップ、最初は固定具にカラビナを使用していたんですが、カラビナは装着先が安定していないと引っ掛かりにくいのでやめました。今は写真の様な東急ハンズなどで売られているナスカンを使用しています。ナスカンなら装着先が不安定でリュックの紐などのようにぶらぶら揺れているようなものでも口を開けてパクっと喰いつくように装着できるのでおすすめです。説明しづらいですがやってみればその違いがわかります。それにカラビナよりナスカンのほうがたいてい安い。


D750の場合チルト液晶を上げた下の部分にズレ防止のプラスチック部分がフィットします。もちろんチルト液晶を閉じても邪魔になっていません。


D7200の場合はD750よりボディの厚みがあるので斜めに装着する必要があるのですが、ズレ防止のプラスチックの突起が邪魔なのでカッターで削りとってしまいます。


D7200の場合、上記写真のピンクの枠のところにあるズレ防止用の突起が邪魔になるのです。


改めて装着した感じを。絶対外れませんがぶら下がったカメラを壁などにぶつけたりしないように注意はしてください。(鏡が汚い。。。)


ハクバのカメラグリップには底面部に三脚用のネジ穴があるのでクイックシューを装着することも可能です。上記写真はPeak DesignのCapture PRO Camera Clip用のシュー。

リストストラップとPeak Design Capture PROの相性は最高です。小銭を払ったりバッグから小物を出したりはリストストラップで、手が疲れたりレンズをバッグから取り出したり交換したりする時はCapture Proに固定してと使い分けています。
※Peak Design Capture PRO Camera Clipのレビューはこちら


ベルボンのクイックシューを装着した所。あえて弱点を言えばカメラボディのネジ穴に対して二重で三脚ネジを装着しているのでネジの角度がずれやすいかもしれません。ただ私が使っているベルボンのクイックシューはズレ防止の突起付きなので問題はありません、装着するもの次第ですね。


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