2015年2月19日木曜日

マウントアダプター ティルト&シフト機構付き - その2

前回、ざっと紹介したニコンのFマウントレンズ用-Eマウントアダプタの詳細と注意点について掘り下げて書きます。なぜかというと商品が届いてから実際にカメラ・レンズに装着して使えるようになるまでに四苦八苦したからです。その四苦八苦した点は以下の3つ。


1.レンズを付けてみたはいいものの外し方がわからなくなった。
2.マウントの回転をロックするピンがすぐに動かなくなった。
3.絞り調整レバーの位置を気をつけないとレンズが壊れないか心配だった。


1.説明書はあったけどレンズを外す時のロックに関しては書いておらず、レンズをつけてみたものの外れなくてかなり焦りました。「NIKKOR 58mm f/1.4G」を装着してたのもあって、変なことをして15万円のレンズをパーにしたくなかったので意外に時間がかかりました。


四苦八苦すること20分、この銀色の小さいポッチを金色のティルト調整ネジ方向にスライドさせるだけでした。気がついてみると当たり前の用に思えるんですが、全然気づかなかった。。。


2.このアダプタはティルトは1方向にしか角度変更ができない&シフトも縦横自由自在ではなく1方向に左右スライドすることしかできないため撮影方法を縦横変更したり逆アオリをするときはマウントアダプタのレンズ側とボディ側が独立して回転するような作りをしています。


シフトは左右15mm一方向のみ


ティルトは通常の状態が上図で、 一番右寄りにすると角度が0


ティルト状態をこのように一番左寄りにすると角度が12となる


度数の確認はこんな感じ。


そしてこのポッチを引っ張るとロックが外れボディ側とレンズ側を30°ずつ回転させることができます。しかしこのポッチなんどか引っ張って戻すことを繰り返すと引っ張れなくなりました。。。これも焦りました。変な角度でしかアオッたりシフトすることができないなんてありえないのでなんとかしなければと思いましたが、どうやっても引っ張れない。こういった精密機器はバラしたくないんですが背に腹は変えられないのでポッチの固定しているネジを緩めてみたら、これまたあっさり引っ張れるようになりました。このポッチ引っ張ってねじると引っ張ったままの状態を維持できるんですが、180°ねじって戻すと引っ張れなくなるのでこのように赤マジックでどっち側に戻すかわかるようにしています。間違えてもネジを緩めれば解決できるのでひとまず安心です。



3.絞りレバーを中途半端な位置にしたままレンズをつけるとレンズ側の絞り調整レバーと干渉して壊れないか?(Dタイプレンズなどは絞ってからロックするくらいだし)と心配しましたがマウントの絞りレバーとレンズの絞りレバーを見比べながら取り付けるとレバーに関してはどの位置でも大丈夫なような作りになっていました。これに関しては完全に取り越し苦労の杞憂でした。

Nikon Fマウント用レンズ- Eマウントアダプタ(ティルト&シフト&Gレンズ対応) - その1


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